【TAPプロトコルトークン|$DMT-NAT】2日間で取引高8億円|$DMT-NATとは?

DMT Ordinals

2024年1月11日、ビットコインのETFがアメリカで承認されました。それに合わせて、Ordinals界隈では大きな激震が走りました。$NATのインデックスです。

この$NATはインデックスされてから2日間で34BTC、日本円で約8億円もの取引ボリュームを叩き出しました。この$NATについて、Twitterの一部有識者の間ではつぶやかれていますが、いまいち情報が錯綜しており、何が価値があるのか?そもそもTAPプロトコルの$NATとはなんなのか?わからないことが多すぎるため、この記事ではTAPプロトコルトークン$NATについてご紹介します。

前提として知るべきこと

まず$NATを理解するために前提として持っておく必要がある2つの考え方・プロトコルについてご紹介します。

DMT – Digital Matter Theory -(デジタルマター理論)

デジタルマター理論は、ブロックランナーというYouTubeチャンネルで提唱された理論です。デジタルマター理論の概念は、非恣意的なデジタルデータに対して、価値を見出す考え方です。

例えば、ビットコインブロック内に含まれるトランザクション量のデータは非恣意的なデータです。つまり意図的にそのブロックに含まれるトランザクション量は決めれらたものではありません。このデータをトークンに換算して、価値をつけるという手法がデジタルマター理論です。

今後、ビットコインチェーンに存在する各種データがデジタルマター理論によって、価値がついていくことが期待されています。

【DMT(デジタルマター理論)のGitHub】
https://digital-matter-theory.gitbook.io/digital-matter-theory/introduction/digital-matter-theory

Trac Core

Trac CoreとTAPプロトコルは、Trac Systemsというドイツでブロックチェーン開発をしている会社です。

この会社のコア技術であるTrac Coreは、ビットコイン エコシステム全体で機能するように設計されており、ビットコインの膨大なデータを選別し、整理し、アクセスを簡素化する包括的なツールとして機能します。ブロックチェーンから更新を取得し、体系的に分類し、API を介して検索や分析に即座に利用し、ブロックチェーンの進行中のアクティビティでこの情報を常に更新します。

同時に、Trac Core はビットコインのオラクルの役割を体現し、ブロックチェーンを超えた世界への信頼できるチャネルを確立します。外部ソースから必要なデータを取得してブロックチェーンに送り込みます。これは、閉鎖環境の外部からの正確で安全なデータに依存する運用操作が正しく機能するために不可欠です。したがって、Trac Core は、内部ブロックチェーン ナビゲーションと外部データ連携の交差点に立っています。

Trac

TAPプロトコル

TAP は、ビットコイン オーディナルの最先端のマルチアセット メタプロトコルであり、オーディナル エコシステムの恩恵を受け、より複雑な金融操作をビットコイン ブロックチェーン上で直接可能にします。他のトークン メタプロトコルよりも柔軟で使いやすいように設計されており、二次層や複雑なメカニズムを必要とせずに、トークン ステーキング、スワッピング、流動性プールなどの機能 (いくつか例を挙げると) が可能になります。

TAP プロトコルは、ビットコイン エクスペリエンスを向上させるために調整された一連の機能を提供することにより、ビットコイン金融活動のための堅牢なエコシステム (OrdFi とも呼ばれます) を可能にします。

  • スワッピングとステーキング: TAP エコシステム内で、ユーザーはトークンを簡単に交換してステーキングすることができ、ネットワークを強化して報酬を獲得し、流動性とインセンティブを融合させることができます。
  • 流動性プール: TAP は、ユーザーが貢献できるトークンのプールの作成をサポートし、分散型取引とその見返りとして手数料の獲得を可能にします。
  • トークン認証: プラットフォーム内でトークンを認証するためのフレームワークを提供し、ゲーム内の通貨やアイテムとして使用できる可能性があります。
  • TAP アート: 序数を TAP プロトコル上に存在するトークンとリンクできるようにし、バリュー アートの細分化された所有権を可能にします。TAP プロトコルを拡張することにより、トークンの展開と Ordinal の所有権の両方の出所が保存されます。
  • マルチ送信: ユーザーは複数のトランザクションを一度に送信できるため、さまざまな受信者にトークンを配布するプロセスが簡素化されます。Ordinals 内でのトークンのエアドロップは、TAP を使用するほど簡単かつコスト効率が高くなります。
  • マルチアセット プロトコル: 最後に、TAP はマルチアセット プロトコルとして機能します。つまり、1 つの標準を超えてさまざまな種類のアセットを処理でき、ビットコイン ブロックチェーン内のトランザクションとインタラクションの範囲が広がります。

TAP 外部機能は外部部分と内部部分に分かれており、BRC-20 のように機能し、現在のマーケットプレイスやウォレットと簡単に統合できます。内部的には、$TRAC トークンを使用したコミュニティ ガバナンスを通じて拡張できる追加機能をユーザーに提供します。

$DMT-NATとは

$DMT-NATは、上記で説明したDMT(デジタルマターセオリー・デジタルマター理論・Digital Matter Theory)における最初のトークン(仮想通貨・暗号資産)です。(Ordinalsの世界では最初のトークンやNFTは非常に価値があがりやすいです)

$DMT-NATは、ビットコインブロックに刻まれているBitsをトークン化した「Non Arbitrary Token」です。ビットコインブロックが発掘されるまで増加していきます。そして、それぞれのブロックの番号によって以下のようにBitsの量が異なり、以下の図のように、ブロック番号が大きくなるにつれて供給量は減っていきます。

$NATに関するホルダー情報は以下のサイトで確認できます。
https://geniidata.com/user/gravity/tap-nat-checker

$DMT-NATの取引状況・価格

2024年1月14日現在で$NATの価格は、「0.00000095ドル」です。
取引ボリュームは、41btc(254,451,413円)です。

また$NATのホルダー数は11,751人です。

$DMT-NATの買い方

2024年1月現在で、$NATを購入する方法は以下のマーケットプレイスから購入が可能です。

$DMT-NAT販売所|Ordinals Wallet

Ordinals Wallet | TAP DMT-NAT
Valid tap DMT-NAT transfer inscriptions indexed from Listing instructions 1. Make sure you have available balance ( 2. I...

$DMT-NAT販売所|SatsX

SatsX: inscribe your inscriptions

$DMT-NATのミント方法

$DMT-NATは、上記でも説明した通り、ブロックごとに存在しているので新しいブロックのDMT-NATをミントすればそのNATは自分のものにできます。

NATのミント方法は以下のコードをオーディナルズウォレットやUnisatからインスクライブすることでミントすることができます。

{ “p”: “tap”, “op”: “token-transfer”, “tick”: “dmt-nat”, “amt”: “10000000000” }

しかしインスクライブは非常に競争が激しく、マイナーや他のユーザとも競合することとなりますので、高額なガス代を払ってミント競争を行うこととなります。この状況はBitmapも同様に同じ状態でミント競争となっており、主にBotがこれらのインスクライブを行なっています。

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